NEXT STAGE 未来のあり方、進むべき道

今のプロパンガスは災害に強い

2016/12/29
日々思うこと

4月中旬、熊本地方を震源とする大きな地震が発生しました。被害に遭われた皆様に心よりお見舞い申し上げます。

地震などの自然災害が発生すると、エネルギーや水道などのインフラ系のサービスには迅速な被害把握と復旧活動が求められます。当社が提供するプロパンガスも災害対応に入る必要がありますが、現在のガスメーターはマイコン式で、震度4以上の地震を感知すると自動的にガスが止まり、ガス漏れを未然に防ぐ仕組みになっています。ガス供給を再開する作業もお客様自身で可能で、ボタンを押すと1分ぐらいの自動検査を経て、ガスを再び使えるようになります。

そのため当社のプロパンガスをお使いのお客様については、被害どころか緊急問い合わせもほとんどなかったようです。当社による自然災害対応という点では、むしろ今年2月の大寒波による凍結の時の方が厳しかったかもしれません。

プロパンガスのホースも、地震などに耐えられる強度を持つようになっています。昔はゴム製のものが使われていましたが、現在は中に鉄線を編み込んだホースであり、地震でガスの容器が倒れそうになってもホースが支えになります。東日本大震災の時は、容器を壁に固定するチェーンが壁から抜けて倒れるということもあったようですが、現在は厚みのある壁を選んで固定しているので、そうしたトラブルもありません。

都市ガスのサービスはエリアに広く張り巡らされた導管で成り立っているため、導管のある部分が被害を受けるとサービスに影響します。しかしプロパンガスは個々の需要先で独立しており、災害の影響を受けにくいという利点もあるのです。

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