電気とガスをセットにした料金体系を作ります
2017/6/30
日々思うこと
プロパンガスの原料であるLPGの相場が国際的に安定しつつあります。パナマ運河の拡張で、米国のLPG輸出拠点であるヒューストンからの大型タンカーが通りやすくなったことが背景にあるようです。米国はシェールガス由来のLPGを輸出しています。以前は南米の南端を大回りする必要があり、日本まで27〜30日かかっていたようですが、パナマ運河経由により17〜19日まで短縮したそうです。
中東は政情的に不安定な要素が大きく、中東だけに頼ったLPGの相場は乱高下しやすいのが悩みの種でした。しかし米国産が拡大したことで安定し、メーカーの市況予測も当たるようになっています。
相場が安定したので、新しい料金体系作りにも乗り出せるようになりました。既にホームページでご案内しているとおり、当社は一般家庭向けの電力販売で、新電力会社のイーレックス・エリア・マーケティングと提携しました。イーレックスの取次店として電力販売に乗り出しているところです。当社の基本戦略は太陽光発電などによる自家発電・自家消費の推進ですが、当面は電力会社からの系統電力と組み合わせるのが現実的と考えております。
ただ実際には、電力だけを当社から買うお客様は少ないでしょう。当社の独自性を発揮できるのは、やはりプロパンガスとのセット販売と思っています。LPGの相場がなかなか安定しなかったため、そのセット販売の料金体系を作るのが難しかったのですが、ようやく乗り出せそうです。
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