売るのはエネルギーだけじゃない
先日、あるM&A仲介会社から電話を受けました。ガスの自由化が2017年から始まるためか、ガスの小売りに乗り出そうという企業が、地域のガス会社を物色する動きが活発化しているようです。筑後地域の広いエリアに渡って事業を展開する当社にも、関心を持っている会社があるのかもしれません。
ガス業界の再編をもたらすとも言われているガスの小売り自由化ですが、当社は独立独歩を続けていきます。現在当社は、卸先経由も含めて2万件以上のお客様にご愛顧いただいております。一地域のプロパンガス会社としては大きな顧客ベースを築いたのは、ガスを売るためではなく、太陽光発電や燃料電池、さらにはリフォームなども含めたさまざまなサービスを、トータルで提供するためなのです。
ガス事業への参入を図る大手エネルギー会社の傘下に入ると、おそらく当社の事業はガスだけ絞られてしまうでしょう。しかし以前このブログでも書いたとおり、利用するエネルギーは電力一本やガス一本にするのではなく、その時々の事情に合わせて最適な形にミックスすべきと考えています。選択肢は残しておかなくてはなりません。
経営者の立場からすれば、ガス事業専業の方が経営が楽なのは正直なところです。太陽光発電はまだ歴史が浅く、事業を続けていくにはまだまだ先行投資が必要だからです。少々厳しくてもガス以外の事業も成長させていくことが、地域に密着した企業として必要なことなのです。
アーカイブ
- 2018年6月 (2)
- 2018年5月 (4)
- 2018年2月 (2)
- 2018年1月 (4)
- 2017年12月 (2)
- 2017年11月 (4)
- 2017年10月 (1)
- 2017年9月 (4)
- 2017年6月 (5)
- 2017年5月 (1)
- 2017年4月 (4)
- 2017年3月 (2)
- 2017年2月 (3)
- 2017年1月 (3)
- 2016年12月 (1)
- 2016年6月 (1)
- 2016年3月 (3)
- 2016年2月 (2)
- 2016年1月 (1)
- 2015年11月 (3)
- 2015年10月 (2)
- 2015年9月 (1)
- 2015年8月 (2)
- 2015年7月 (4)
- 2015年6月 (3)
- 2015年5月 (2)
- 2015年4月 (4)
- 2015年3月 (4)
- 2015年2月 (4)
- 2015年1月 (4)