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10kWという規制の境界線

取り組み

太陽光発電システムについては、出力容量10kWを境に規制が異なります。ほとんどの場合10kW以下は一般家庭が取り付ける住宅用、10kW以上は事業として太陽光発電を行う産業用ですが、10kWという出力容量で区分するのではなく、住宅用と産業用という区分で明確に分けた方がいいのではないかと思います。

住宅用の太陽光発電は高出力化が進んでおり、10kW以上のパネルを付けることが可能になってきています。特に九州の住宅は広めの屋根を持つところが少なくなく、屋根の構造によっては20kWのパネルを乗せることもできます。しかし10kWを境に規制が厳しくなるため、10kW以上を乗せることができてもためらってしまうのは無理もありません。クリーンなエネルギーが求められている中で、非常にもったいないことです。

住宅用と産業用という区分にすれば、このようなことはなくなるでしょう。ひょっとしたら電力会社側には、住宅の太陽光発電システムからの電力買い取りをあまり増やしたくない事情があるのかもしれませんが、実情を踏まえた規制にしていただきたいものです。

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