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太陽光発電の買い取り価格はまだまだ有利

業界研究

2015年度に入り、太陽光発電など再生可能エネルギーの買い取り価格が見直されました。固定価格買い取り制度が始まった2012年度から毎年行われている改定で、主に家庭が対象となる10kW未満の太陽光発電は、九州電力管内の場合でこれまでの1kW時37円から、2015年度は35円へと2円引き下げられました。

余剰電力を買い取ってもらえる金額が引き下げられたことで、「太陽光発電システムを導入してもお得にならないのではないか?」とお考えになる方もいらっしゃるかもしれません。しかしこの買い取り制度が始まる以前を考えれば、この買い取り価格はまだまだお得なのです。

買い取り制度以前は、契約している電気料金のメニューに合わせて、買い取ってもらえる金額が変わる仕組みになっていました。自宅に太陽光発電をいち早く取り付けた私の場合は、昼間が高く夜間は安い電気料金メニューを契約しており、昼間の料金である32円が買い取り金額にも適用されました。つまり32円で買い取りだったわけで、今年度からの35円よりも条件は悪かったのです。それでも15〜20年で十分ペイできる計算でした。

しかも当時に比べて今は太陽光発電のパネルが大幅に安く、さらにペイしやすい環境が整っていると言えます。買い取り金額の2円の引き下げ程度では、太陽光発電の有利性は揺るがないのです。

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